【イベントレポート】2017年2月17日(金)開催「パワーシフト!エネルギー民主主義宣言!Vol.2」

電力自由化を活用して再エネ重視の意見を世の中に発信したい!
そんな想いを共有した豪華な出演陣と共に、トークあり、音楽ありのパワーシフトなパーティーの第2弾「パワーシフト!エネルギー民主主義宣言!Vol.2」を2月17日(金)の夜、渋谷LOFT9で開催いたしました。
ご来場いただいたみなさま、お忙しいなかご参加いただき、誠に有難うございました。

総合司会のシキタさんによる「事実を知って、できることを知って、みんなで変えよう!」という軽快なオープニングトークで幕をあけたこのイベントは、再エネ中心の未来を目指す企業、電力事業者、メディア、市民がそれぞれの立場から電力自由化と「エネルギーの民主化」について語り尽くした熱い夜となりました。

出展された電力会社のブースも盛り上がっていたようで、中盤に設けられた各電力会社さんのアピールタイムでは、それぞれの想いや強みを熱く語っていただきました。


(出展いただいた電力会社さま)
(左より)ハッピーエネルギー(太陽ガス代理店)、グリーンピープルズパワー、湘南電力、みんな電力

イベントは、3部構成となっていて、第1部では「企業から変えるパワーシフト!」。
パワーシフト・キャンペーン事務局の吉田明子さんが司会をつとめ、再エネ電力会社の現状(現在19社をウェブサイトで紹介)や、再エネ100%を次々に掲げる海外企業の事例なども紹介、ゲストにはパワーシフトした企業・自治体・学校をお招きし、パワーシフトしたきっかけや、今後の展望などを伺いました。

まず、パワーシフトする企業代表として、渡邊智恵子氏(株式会社アバンティ)は、小諸エコビレッジに、わらや土壁など自然素材を生かし、エネルギーも自給自足のビル「朽ちていく社屋」を計画中とのこと。そこに本社を移転する計画もあるそうで今後の動きにも注目です。
次に、パワーシフトした自治体代表としては、本山博幸氏(神奈川県松田町 町長)が登場。
再エネ事業を町全体で取り組まれたきかっけは、松田町の子どもたちが大学などで外へ出ても「大人になって、また生まれた町に戻りたい」と思えるようなまちづくりをしていきたいとの思いがあってとのこと。今後は再エネ起業家を育てる取り組みや、地域資源の活用にも力を入れていきたいとのことでした。
最後に、パワーシフトした学校として、6年前の原発事故がきっかけでエネルギー問題への取り組みに力を入れ始めた自由の森学園中学校高等学校の先生にもお越しいただきました。入試問題にも、計算や答えを書かせるのではなく、環境問題を取り入れているそうで、その入試問題の例をご紹介くださいました。TPPの問題から、電気がどこから来ているのかまで、その理由を考えさせます。大人でも難しい内容で参加者からは驚きの声が出ていました。

第2部では「発電ビジネスをやりませんか?」と、すでに発電ビジネスに取り組まれているゲストからの実体験トーク。
今の発電ビジネスの現場、どのような事業や事業応援をしているか、飯田哲也氏(NPO法人環境エネルギー政策研究所所長)によると、太陽光発電による電気の価格は、今後40年で200分の1の価格になると予想されるとのこと。
藤川まゆみ氏(NPO法人上田市民エネルギー代表)からは、上田市民の取り組み「相乗りくん」をご紹介いただきました。空いている屋根や土地を提供するオーナーと、全国から参加できる太陽光パネルオーナーをマッチングさせる仕組みは画期的です。パネルオーナーは関東からも多数参加され、すでに200人を超えているとのことでした。
最後に、鈴木幸一氏(アースガーデン代表)からは、千葉県匝瑳(そうさ)市でのソーラーシェアリングについてご紹介いただきました。イベントプロデューサーの南兵衛さんだからこそ、様々な人をつなぐうちに発電事業をはじめることになったそうです。「農地×エネルギー」の最先端の取り組みは今後新たなムーブメントをおこすかもしれません。
第2部では、参加者同士でのつながるワークショップもあり、ぐぐっと参加者の距離も縮まった時間でした。質疑応答タイムでは、発電ビジネスにおけるリスクなどを懸念される方から具体的な質問も出て、よりトークが深まりました。

第3部では「出来ることから始めよう!」と、松戸のオーガニックコーヒー店として積極的なアクションを起こしているスローコーヒー代表取締役の小澤陽祐さんのトークをきかっけに、話題は電力と民主主義について。続いて登壇した沖野修也氏(音楽プロデューサー)、ピーター・バラカン氏(ブロードキャスター)登壇。みなさんからのメッセージは「自分の言葉で人に伝えること」「言葉と発信の継続が重要!」ということ。たとえ無名の普通の人でも、社会を動かすことができると勇気づけます。お2人とも実際に、社会に対して鋭い発信をされています。
奥田愛基氏(ReDEMOS)は「民主主義をあきらめたくない、まだ我々にできることはある!」と。イアン清水氏(350.org)からは「これからはpower with、みんなの力で社会を動かすことが大事!もう一歩先の社会へ!」と参加者へ熱いメッセージが送られました!

「2017年は行動の年!」
電力自由化から1年、パワーシフト・キャンペーンとしても気持ちを一つにできた夜でした。

最後にパワーシフト・キャンペーンの吉田明子より
「Power withをさらに大きくしていきたいですね!
誰でも参加できるパワーシフト・キャンペーンもそのツールとして、引き続き広げていけたらと思います。
ドイツのシェーナウ電力は有名ですが、日本でもいま、全国各地に「シェーナウ」ができてきていると思います。
それに参加するかは皆の選択です(パワーシフトでも、発電事業でも)。
アースデイに向けて、引き続きよろしくおねがいします!」

今後のパワーシフトの広がりがますます楽しみですね。