| 会社名 | 一般財団法人 泉佐野電力 |
| URL | https://Izumisano-pps.or.jp |
| TEL | 072-462-3223 |
| FAX | 072-462-3260 |
| info@izumisano-pps.or.jp | |
| 本社所在地 | 大阪府泉佐野市大西一丁目16-5らいふらいんぷらざいずみさの2階 |
| 設立年月日 | 2015年1月16日 |
| 代表者名 | 新田谷 修司 |
| 事業地域 | 大阪府 |
| 資本金 | 600万円 |
| 関連会社 | 泉佐野市 |
| 需給調整 | パワーネクスト株式会社 |
| 事業対象(販売先) | 公共施設、事務所など |
| 電気の調達先など | 民間太陽光発電所から調達 9箇所(6543kW) 既設太陽光買取:不可 卒FIT太陽光買取:不可 高圧販売:可(大阪府) |
| 電源構成 | 〈2024年度実績〉 FIT電気(太陽光) 16.6% 再エネ(太陽光) 31.9% その他 51.5% 〈2025年度計画〉 FIT電気(太陽光) 17% 再エネ(太陽光) 33% その他 50% |
| 小売供給の開始時期 | 高圧:2015年4月1日~ 低圧(事業所など):2016年4月1日~ 低圧(家庭):検討中 |
| 供給能力の見込み | 不足電力については、JEPX(電力卸取引所)等で調達 |
| 電源や電気料金に関する表示の予定 | (具体的な表示方法など)泉佐野電力のホームページ上で公表。 |
| 電源構成開示 | https://izumisano-pps.or.jp/ps-conf/ |
一般財団法人 泉佐野電力
理事長 新田谷修司氏
●電力小売事業を始めたきっかけはなんでしょうか?
泉佐野市では2015年、近隣地域での太陽光発電による電力を買い取り、公共施設等への電力供給を行うために、大阪府内初の自治体新電力となる「一般財団法人泉佐野電力」を設立しました。
太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーを活用することは、地球環境へ配慮するという視点に加え公共施設等の電気料金削減にも繋げることができます。また、自治体が電気事業者として運営することにより、一般電気事業者や民間新電力に依存することなく、公共目的に電力の供給をコントロールできることを期待しています。
●貴社の事業や電源の特徴はなんでしょうか?
まずは大阪府内で泉佐野市内の公共施設等(高圧)に供給しています。電源は、当面は貝塚市、河南町から購入する太陽光発電(2MW)をベース電源としています。また今年、風力発電を実験予定で、バイオマスや太陽光+燃料電池も視野に入れています。地域のエネルギー自立のため、できるだけ近隣からの太陽光の調達を検討したいと考えています。
泉佐野電力の強みは信用度です。「仮に他社が安くても、こちらは財団なので利益分は社会貢献に使う」と説得し、地域の工場等で使ってもらっています。
●もっとも苦労している(した)ことはなんでしょうか?
夏場の電力調達でJEPX(電力卸取引所)での調達料金が高騰する為、資金繰りに窮することです。また、FIT電源がクリーンと言えないことや、クレジットを購入する他社が再エネ電源よりCO2を低く報告できることなど、国の政策が再エネを後押しできていないことがあげられます。
●今後の小売開始の予定や、現状の課題はなんでしょうか。
2016年4月1日から公共施設等の低圧部門への供給を開始します。できれば、2016年度の後半には、一般家庭向けの供給(関西電力管内)も開始できればと考えています。
●将来のビジョンを教えてください。
地球温暖化対策、原発問題への対策、将来の南海地震予測に対する備え、並びに定住対策等、広く持続可能なまちづくりの一環で地産地消のクリーンエネルギーを地域に届けることをめざしています。
財団の財源を確保し、FIT電源等、再生可能エネルギーの電力を泉佐野市内の一般家庭や事業所に販路を拡大できるようにし、地産地消の実現に努めていきたいと考えています。

(2016年2月掲載、2017年3月更新)


