相羽建設株式会社 HP: http://aibaeco.co.jp/
選んだ電力会社: エネックス株式会社(2017年3月~)
切り替えた施設: 本社社屋、加工場、つむじモデルハウス、相羽ワークス(東京都東村山市、それぞれ低圧)
その電力会社を選んだ理由、パワーシフトした理由:
相羽建設は、多摩産の木材や自然素材を使い、職人の手仕事で木造住宅や木造施設をつくっている東京・東村山の地域工務店です。太陽熱や自然エネルギーを活用した家づくりや、地域の人との顔の見える関係を大切にしてやってきています。
同じく東村山のエネルギー会社、エネックスの榎本社長とは、以前から会長(前社長)が親しくしていました。エネックスが、地域の太陽光電源を探していた際、加工場の屋根に載せていた27.5kW太陽光の電気をエネックスに売電することにしました。合わせて、その加工場と本社の電力契約も、東京電力から切り替えました。
電気の地産地消の輪に加わることは、相羽建設の環境にやさしい家づくり・まちづくりという理念にも合致します。
パワーシフトにつながる取り組みやビジョンを教えてください。:
相羽建設では、1990年代から太陽熱という自然の力を活かしたパッシブソーラーシステムである「OMソーラー」を取り入れた住宅づくりを基本としています。屋根上の集熱パネルで温めた空気を床下に送り家全体をゆるやかに暖め、各部屋の温度差がない環境を作ります。OMソーラーハウスを全棟に搭載した「ソーラータウン」もプロデュースしています。また家づくりに使う素材には、構造材に東京の多摩産材、内装には和紙や珪藻土やしっくいなどを使っています。
また、地域やお客様とのつながりを重視しています。会社の拠点で開催する様々なイベントや広報誌を通じて、地域の農家や飲食店、ものづくりをする人や地域の人たち、様々なきっかけでつながった人たちと、暮らしが豊かになるような場をつくっていきたいと考え、月に一度の「つむじ市」やマルシェなどをモデルハウスで開催しています。電気を通じても地域とつながることができたことは嬉しいですね。
(地域にモデルハウスを開放して毎年行う「つむじ暮らしの文化祭」)
太陽や風の恵み、自然素材を生かしたパッシブハウスを基本とし、さらに断熱・省エネ・創エネを進めたゼロエネルギーハウス(ZEH)やHEAT20といった、性能面からエネルギー消費を抑える家づくりにも取り組んでいます。
パワーシフト・キャンペーンに一言!:
家という大きなものを作るには大きなエネルギー消費を伴います。地域工務店としてエネルギーを使うだけでなく、自社で作った電気を地域に提供することができるようにきっかけをいただいたエネックスさんの活動を応援していきます。(2019年2月)