彩の国でんき

自然エネルギーを活かし安全で豊かな社会の実現を目指します

「彩の国でんき」サイト
https://sainokunidenki.co.jp/

会社名

株式会社彩の国でんき

URL https://sainokunidenki.co.jp/
供給エリア 東京電力管内
小売供給の開始時期

高圧: 2025年10月(予定)
低圧(事業所など):2021年5月
低圧(家庭):2021年5月

事業対象(販売先) 高圧:事業者
低圧:事業者、一般家庭
電源構成

<2024年度実績>
FIT電気(太陽光):30.9%
再エネ(太陽光):13.3%
その他:55.8%
<2025年度計画>
FIT電気(太陽光):30.9%
再エネ(太陽光):13.3%
その他:55.8%

電源の調達先,供給先(補足)

市民電力からの調達:あり
一般家庭の太陽光(余剰)買取:可
卒FIT買取:可
高圧販売:可

調達している再エネ設備容量
電源構成などの開示・表示方法 URL:https://sainokunidenki.co.jp/
需給調整  
会社情報
本社所在地:さいたま市南区別所二丁目29番8号
設立年月日:2025年1月
代表者名:𠮷村文則
資本金: 32,750万円(2024年7月31日時点)
現在の事業内容:小売電気事業
小売電気事業者登録:番号A0754(登録日:2020年12月2日)
申込方法 WEB/郵送/電話
お問合せ URL: https://sainokunidenki.co.jp/
TEL:048-711-3197
Email:info@sainokunidenki.co.jp

代表取締役社長 𠮷村文則

  • 電力小売事業を始めたきっかけはなんでしょうか?

2011年3月11日、東日本大震災・福島第一原発のメルトダウンと爆発、放射性物質の大規模な飛散が発生しました。首都圏も放射能汚染を受けましたが、幸いにも全面的な避難は回避できました。この戦後史を画する大事件に遭遇し、私たちは、原発に頼るエネルギーのあり方について、これでいいのかと深く考えることとなりました。
2013年にNPO埼玉自然エネルギー協会を立ち上げ、学習会の開催とともに保育園やデイサービスなどに寄付などによる太陽光発電を設置しました。2016年には栃木県那須町に市民共同発電所を設置しました。

さらに、ここで発電した電気を大手電力会社に販売するだけでは、自然エネルギーの地産地消にはならないと考え、みんなで自然エネルギー電気をつくり、使う関係、システムを作らなければと考えるようになりました。そこから小売電気会社を立ち上げることに踏み出したのです。そんなことができるのか、経験もないのに、経営できるのかと、議論は1年以上に及びました。先輩からもそんな無謀なことは止めた方がいいとの忠告もいただきました。しかし、温暖化対策の重要性を学ぶ中で、また危険な原発からの脱却の緊急性からも、エネルギー自給率10%足らずの日本の危うさ(24兆円もの化石燃料の輸入)にてらし、小さな一歩でも「自然エネルギーの地産地消」の道を進むことは今を生きる私たちの責務であると痛感し、2020年に「株式会社彩の国でんき」をスタートさせました。

那須市民共同発電所

  • 貴社の特徴はなんでしょうか?

「彩の国でんき」の特徴は次の6つの理念の実現に努めることにあります。

❖自然エネルギー電気を地産し地消します 

❖小売電気事業の利益を県民に還元します

❖地球温暖化防止へ二酸化炭素排出ゼロを実現します 

❖原子力発電に頼らないようにします

❖防災へ地域分散型電力システムを構築します 

❖SDGs、持続可能な社会を実現します

  • もっとも苦労している(した)ことや現状の課題はなんでしょうか?

「彩の国でんき」の発展のためにはこの理念の実現のために働く人材が決定的に重要です。
私たちが直面しているのは人材の確保と充実です。気候危機とは、異常気象とその原因、原発にはなぜ頼れないのか、なぜ自然エネルギーの活用が大事か、これらについての科学的理解、誤った議論を正していく説得力等々。さらに、小売電気事業に関わる知識とIT関連技術、なぜ市民がとりくむ小売電気事業を発展させることが大事か、小売電気事業で広く市民との共同を実現するための努力、忍耐力等々。
以上について、若い人はもちろん年配者も、女性の方も必要です。

  • 将来のビジョンを教えてください。

日本でも世界でも、飢餓と貧困、格差、人権、平和が脅かされる事態に立ち向かっている市民・団体と共同を広げたいと考えています。
貧困に対する取り組み(フードバンク、子ども食堂など)、低賃金と過労、病気・介護、孤独、いじめ、差別などが起こっています。問題はあっても如何にして隣人・隣国と平和的に共存するか、戦前のアジアの隣人への偏見・排外主義再燃の克服が重要となっています。
これらの問題について、各分野で取り組んでいる様々な市民団体・労組などがいまこそ共同することが強く求められています。県・市町村の役割も重要です。 
「彩の国でんき」は、こうした諸団体・市民、自治体と共同し、産まれた利益を還元していきたいと考えています。

  • パワーシフト・キャンペーンに一言!

パワーシフトキャンペーンの皆様の活躍に敬意を表しています。
市民新電力やNPOで取り組んでいる諸団体の活動の交流、研修、人材の派遣等に取り組んでほしいと考えています。

2025年10月