たんたんエナジー
“丹波・丹後とつながる電気“
「たんたんエナジー」サイト
https://tantan-energy.jp/
会社名 |
たんたんエナジー株式会社 |
URL | https://tantan-energy.jp/ |
供給エリア | 関西電力管内 |
小売供給の開始時期 |
高圧: 2020年4月 |
事業対象(販売先) | 福知山市内の小中学校や公共施設、家庭等 |
電源構成 |
再エネ(太陽光) 1% |
電源の調達先,供給先(補足) |
市民電力からの調達: |
調達している再エネ設備容量 | みんな電力に準ずる |
電源構成などの開示・表示方法 | ホームページ https://tantan-energy.jp/projects/ |
需給調整 | 現在のところ、みんな電力株式会社に委託 |
会社情報 |
本社所在地:京都府福知山市篠尾新町3丁目79-2竹下ビル202号室 |
申込方法 | WEB/郵送/電話 (いずれか複数を選択) |
お問合せ |
URL: https://tantan-energy.jp/contactus/ |
木原浩貴氏(代表取締役)
- 電力小売事業を始めたきっかけはなんでしょうか?
私は、2020年6月までの17年半、京都府地球温暖化防止活動推進センターで活動をしていました。
同センターは、「地域を大切にすることと、地球環境を大切にすることは同じベクトル」と考えています。これまでは、例えば、京都府と連携して「ウッドマイレージCO2を組み込んだ京都府産木材認証制度」の設計・運用を担ったり、あるいは、社員食堂や学校給食での地産食材利用によりフードマイレージCO2削減を削減したりといったプロジェクトを行ってきました。そして、エネルギーの地産地消を進めるための仕組みとして、たんたんエナジーの設立することになりました。
もちろん、センター単独でこのような仕組みを作れるはずはありません。制度設計に関しては、龍谷大学の研究グループや自治体と連携して実施した調査研究の成果が極めて大きく、事業開始にあたっては、熱い思いを持った福知山市さんとタイアップできたことが、大きな後押しとなりました。
- 貴社の特徴はなんでしょうか?
電気を通して、「丹波・丹後地域とつながることができる」という点です。単に地域の電力をお届けするだけではなく、家庭の電気代の一部を地域課題解決に取り組む団体の応援に使わせていただくなど、様々な面で地域に「エネルギー」をもたらす会社でありたいと思っています。
2020年4月からは、福知山市の小中学校や市役所に、そして10月からは、福知山城にCO2排出ゼロの電力の供給を開始しました。福知山城は、大河ドラマ「麒麟がくる」でも注目を集めています。福知山にいらっしゃった際には、ぜひお立ち寄りください。こうした取り組みが、地域のブランド力強化につながればと思っております。
- もっとも苦労している(した)ことや現状の課題はなんでしょうか?
まだ立ち上がって間もない事業体であり、あらゆることに苦労しっぱなしです。現在は「みんな電力」さんのサポートを頂いて、一つひとつ、想いを形にしつつある段階です。
- 将来のビジョンを教えてください。
私たちのような小さな事業体が単体で大きなことを成し遂げられるとは思っていませんが、地域の方々に使っていただける「エネルギーと人のハブ機能」を果たすことで、地域循環共生圏の概念の実現に、少しでもお役に立ってまいりたいと考えています。地域電源の確保、市民参加型の再エネ発電所の設置と防災力の強化、省エネ診断、地域課題解決に取り組む団体との連携強化、地域の一次産業・六次産業と連携しての好循環づくり、子どもたちへの環境教育…。やりたいことはたくさんありますが、どれもまだ着手し始めた段階です。少しでも早く成果を目に見えるものにし、丹波・丹後地域にたんたんエナジーがあってよかったと言っていただける会社になりたいと考えています。
(2020年12月)