「株式会社いさわ」もパワーシフト!

株式会社いさわ
https://tagtennis.com/

選んだ電力会社
TERA Energy(2022年4月から)

切り替えた事業所
不動産事業部 ガーデンハウス5 (徳島県徳島市内の集合住宅)

電気の選考基準
再エネの割合が高く、検討したどの電力会社よりも排出係数が低いこと

⚫当社の環境への取り組み
弊社は、テニス事業と不動産事業の2つの事業を行っています。
メインのテニス事業では、2032年までに「日本一環境にやさしいテニススクール」をめざし、徹底した省エネルギーによって温室効果ガスの排出量を削減する取り組みを続けています。

一方、不動産事業部では、断熱性能に優れた建築を採用してエネルギー消費を抑制しているほか、すべての集合住宅に太陽光パネルを設置しています。
弊社は敷地内の緑化にも力を入れており、市内2か所のテニススクールの敷地や運営する集合住宅の敷地は、景観にも生物多様性にも配慮した植栽を行っています。豊かな四季を感じられるようにするため、宿根草や樹木などつねに何かの花が咲くようにデザインされた美しい庭の手入れには、スタッフ全員で取り組んでいます。

株式会社いさわは、テニス事業と不動産事業の2つの事業から成り、テニス事業部の全スタッフが緑化活動に取り組んでいます。

⚫パワーシフトに踏み切った理由をお聞かせください
テラエナジーでんきに切り替えた「ガーデンハウス5」は、36世帯が住む集合住宅です。屋上には、FITがスタートした2012年に9.72kWの太陽光パネルを設置しました。年間の発電量はおよそ1万kWhなので、約5.7tのCO2を削減していることになります。
この太陽光パネルはまた、夏は直射日光を遮り、冬は室内からの放熱を抑える断熱効果を発揮するため、特に最上階に入居している世帯のエネルギー消費の低減・冷暖房費の節約につながっていると考えられます。

パワーシフトしたのは、この集合住宅のロビーや廊下、エレベーターなど共用部分で使用する電力です。太陽光パネルは日中に発電しますが、ロビーや廊下の照明が必要になるのは夜間なので、現在は太陽光による電力を全量売電しています。これからは、より環境にやさしい集合住宅をめざして、昼間に発電する電力を夜間に使えるよう、蓄電池の導入を検討しています。

パワーシフトした集合住宅「ガーデンハウス5」の屋上には、9.72kWの太陽光パネルが設置されています。

⚫そのほかに、環境についてなど取り組んでいることはありますか?
メイン事業であるテニススクール事業部のビジョンは「人と地球にやさしいテニススクール」です。「日本一環境にやさしいテニススクール」をめざし、インドアテニスコート2棟の照明をすべてLEDに交換したほか、エネルギー効率の高いエアコンに変えるなど、温室効果ガスの排出量を削減する取り組みをたゆむことなく続けてきました。

また、10年前からスタッフ全員で手入れを続けている敷地内のガーデンは、CO2を吸収源となるだけでなく、地域の景観を向上させる効果をもたらしています。
一方、不動産事業部では、4棟の集合住宅を運営しています。そのすべての屋上に太陽光パネルを設置し、再エネの推進に取り組んできました。4棟を合わせたパネルの設備容量は80.42kW。2021年にはCO2換算で約52tを削減しました。

テニススクール内の庭でくつろぐ代表取締役の井澤義治さん。井澤さん自身も毎日欠かさず手入れしている美しい庭は地域の人々にも愛されています。

⚫パワーシフト・キャンペーンへ一言!
気候変動はさまざまなスポーツに影響を与えています。テニスも例外ではありません。弊社が力を入れている緑化活動で植栽した植物もまた、気候変動の影響を免れません。
将来にわたってスポーツを楽しめる環境を守るために、またガーデニングを楽しめる生物多様性の豊かな環境を守るために、引き続き排出量の削減に取り組んでいきます。

これからは、パワーシフト・キャンペーンに参加するさまざまな分野の企業や団体のみなさまから先進的な取り組みを学びながら、脱炭素に向けた取り組みをご一緒に続けていければと思っています。

(2022年10月)