京都弁護士会:https://www.kyotoben.or.jp/
選んだ電力会社 ……みんな電力株式会社(2018年1月~)
事業所: 京都弁護士会館(京都市中京区)(高圧)
その電力会社を選んだ基準:
1 原子力発電及び石炭火力発電に依存しない電力会社であること
2 電源構成に占める再エネの割合を2030年までに30%以上、 2050年までに50%以上とする目標に資する電力会社であること
3 電源構成の情報開示がなされている電力会社であること
4 小規模分散型発電事業者を積極的に選択すること
パワーシフトしたエピソードを教えてください。:
2016年11月25日に京都で開催された第29回近畿弁護士会連合会人権擁護大会でなされた「再生可能エネルギーによる脱原発・持続可能なエネルギー政策を目指す決議」に基づき、率先して具体的な行動を起こすことで、再生可能エネルギーの導入拡大を加速させたいと考え、パワーシフトを行うこととしました。
電力会社の選択に際しては、単に価格面を重視するのではなく、当会のこれまでの取り組みを踏まえ、パワーシフトを検討中の方々の参考となるべく、電力会社の選択基準を示した上で、これに合致する電力会社を選択しました。
パワーシフトにつながる貴会の取り組みやビジョンを教えてください。:
【京都弁護士会の五箇条】 https://www.kyotoben.or.jp/bengoshikai.cfm
1.京都弁護士会は、市民に開かれた、頼りがいのある弁護士会を目指します(きめ細やかな法律相談・弁護士紹介・法教育・講演・中小企業支援等)
2.京都弁護士会は、権利を擁護します(消費者・子ども、女性、刑事、高齢者・障がい者などの問題への果敢で先進的な取り組み)
3.京都弁護士会は、歴史と伝統ある京都とともに歩みます(明治26年創立。伝統産業への法的サービス)
4.京都弁護士会は、新しい知識の習得と研究を怠りません(旧きを温めつつ、新しきを知る。大学との学術協定・大学への実務家派遣)
5.京都弁護士会は、持続可能な社会を目指します(公害対策・環境保全活動・KESの取り組み)
【京都弁護士会・環境宣言】 https://www.kyotoben.or.jp/kes.cfm
第1 基本理念
1 京都弁護士会は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、全会をもって、持続可能な社会に向けて、環境負荷の少ない弁護士会づくりに取り組みます。
2 京都弁護士会は、環境問題について、啓発、意見表明、研修等さまざまな活動を通じ、市民の方々とともに考え、よりよい地球環境づくりのため実践を行います。
第2 方針
京都弁護士会は、人権擁護活動、法律相談業務、研修業務、市民向け窓口業 務等、全ての活動の環境影響を低減するために次の方針に基づき、環境マネジメント活動を推進して地球環境との調和を目指します。
1 当会の活動に関わる環境影響を常に認識し、環境汚染の予防並びに環境保護を推進するとともに、環境マネジメント活動の継続的改善を図ります。
2 当会の活動に関わる環境関連の法的及びその他の要求事項を順守します。
3 当会の活動に関わる環境影響のうち、以下の項目を環境管理重点テーマとして取り組みます。
(1)環境問題に関する提言・提案活動ないし啓発活動
(2)省エネルギーの徹底
(3)ごみの減量
(4)本会所属会員事務所や他会へのKES普及活動
(5)パワーシフトの実現
4 ひとりひとりが環境負荷低減活動を積極的に実践できるように、この環境宣言を全会員・職員に周知徹底するとともに、弁護士会の広報誌、ホームページその他の広報手段を通じ、多くの人に伝えます。
上記の方針達成のために、目標を設定し、定期的に見直し、環境マネジメントシステムを推進します。
制定日 2006年(平成18年) 7月31日
改訂日 2007年(平成19年) 7月31日
改訂日 2009年(平成21年)10月23日
改訂日 2016年(平成28年)10月27日
改訂日 2017年(平成29年)10月16日
ほかに、エネルギーシフトのためにしている取り組みがあれば教えてください。:
講演会(2017年12月9日)の開催
「脱原発社会の実現に向けて 『脱原発宣言』城南信用金庫の経験から」
会長談話の発表
「パワーシフトによる再生可能エネルギー導入拡大を加速する会長談話」(2017年12月20日)
https://www.kyotoben.or.jp/pages_kobetu.cfm?id=1221&s=seimei
意見書の提出
「エネルギー基本計画改定にあたっての意見書」(2018年3月6日)
https://www.kyotoben.or.jp/pages_kobetu.cfm?id=1243&s=ikensyo
パワーシフト・キャンペーンに一言!:
パワーシフト・キャンペーンの活動が大きなうねりとなることを期待しています。
この活動をきっかけに、私たち一人一人が「電力会社選択の自由」を有していることに気づき、そして、この自由を適切に行使することにより、持続可能な社会の実現が一歩ずつ達成されることを願っています。
(2018年5月)