再生可能エネルギー100%でCO2ゼロ印刷を展開

株式会社大川印刷
URL:https://www.ohkawa-inc.co.jp/


代表取締役社長 大川 哲郎

  • どの電力会社に切り替えましたか?

みんな電力株式会社

  • 切り替えた時期、事業所、基準

切り替えた時期:2018年7月
切り替えた事業所:株式会社大川印刷 本社・工場

  • その電力会社を選んだ理由を教えてください。

みんな電力さんは弊社の活動の中でも接点がありました。それに加え、顔の見える電気というコンセプトもユニークで魅力に感じたため、お願いすることにしました。

  • パワーシフトにつながる貴社の取り組みやビジョンを教えてください。

1881年の創業以来、印刷を通じて地域に貢献してきました。2004年、本業を通じた社会課題解決を実践する「ソーシャルプリンティングカンパニー」いうパーパス(存在意義)を掲げ、その後2016年から予め年間の自社印刷事業におけるCO2排出量(スコープ3を除く)全量をオフセットした上で印刷する「CO2ゼロ印刷」を全国で唯一推進しています。
この取り組みを更に進めていくことを考え、2019年4月、自社発電として太陽光パネルで本社・工場の電力の20%を、残りの80%を川崎バイオマス発電所からの電力に切り替え、再生可能エネルギー100%を実現。同9月には青森県横浜町の風力発電による電力に切り替え、今に至っています。

  • ほかにエネルギーシフトのためにしている取り組みがあれば教えてください。

東日本大震災の時は節電の呼びかけや避難生活を余儀なくされた女性や子供たちを守るポスターを印刷し、無償配布しました。

また2カ月に一度のペースで「ノーカーデー」を実施し、全従業員で車通勤をやめる活動をしています。その活動によるCO2削減量を公開しています。

また普段からお客様に積極的にCO2ゼロ印刷をお勧めすることを通じてエネルギーシフトの推進をしています。
その他、インキメーカーや用紙購入先など取引先に対し、気候危機に関するセミナーを開催すると共に、エネルギーシフトしていくことが出来るよう、カーボンオフセットプロバイダーによるアドバイスを行っています。

  • パワーシフト・キャンペーンに一言!

昨年、高圧電力の機器トラブルで本社・工場がブラックアウトするといったトラブルに見舞われました。その時助かったのが自社の太陽光発電です。日中に太陽光パネルで発電した電力を非常電源として使用し電話及びパソコンが動かせたことで急場をしのぐことが出来ました。また再生可能エネルギー100%工場になったことでお問い合わせや取材が増えています。このようにパワーシフトは社会にとっても自社やクライアントにとってもメリットがある取り組みです。応援しています。

(2020年6月)