株式会社五竜HP
https://hakubaescal.com/winter/
選んだ電力会社
みんな電力 (時期:2020年12月から)(高圧)
切り替えた施設
2020年12月に冬のナイター営業に関わる照明、リフトなどをみんな電力の100%再生可能エネルギーに切り替え。
2023年12月に中部電力、エネサーブの再エネ100%の電力も追加し、(株)五竜が運営する全ゴンドラ、リフト、施設(レストラン、ショップ、事務所)、ナイター照明、高山植物園の営業に関わるすべてを再エネ100%に。
住所:長野県北安曇郡白馬村神城22184ー10
電話:0261-75-2101
どんな企業ですか?
ウィンターシーズンにはスキー場「エイブル白馬五竜」を、冬季以外のグリーンシーズンにはスキー場の一部を「白馬五竜高山植物園」として運営しています。通年営業のマウンテンリゾート「白馬五竜」として、ここにしかない雄大な北アルプスの大自然を守りながら大切に管理、手入れをし、四季折々の表情を最大限に楽しんでいただくお手伝いをしています。
パワーシフトをした理由は何ですか?
温暖化による雪不足の影響によりスノー産業では具体的な行動が求められています。また、白馬村でもゼロカーボンシティ宣言を発令していたり、広域DMO HAKUBA VALLEY TOURISMもSDGS宣言の中で2025年までにエリア内全スキー場が電力の再生可能エネルギーへの切替を進めていると定めるなど地域全体のコミットメントも高まりつつあるなかで、コスト面や新電力会社の再編動向、安定供給の状況なども見極め、決断しました。
その電力会社を選んだ理由を教えてください。
2020年12月より、冬のナイタースキーの電力をみんな電力の100%再生可能エネルギーに切り替え、2023年12月からは、中部電力とエネサーブの再エネ100%の電力も使用し、段階的にスキー場全体を再エネ100%の運営に切り替えることができました。
スノーコミュニティからの脱炭素の取り組みを進めるPOW JAPAN(Protect Our Winters Japan)などからの紹介でパワーシフト・キャンペーンを知り、そこで紹介されている長野県で契約できるところということで、はじめはみんな電力を選びました。
みんな電力は、導入した当初は新電力会社の再編があった時期で、コスト面などなどにおいて再エネ業界自体が不安定であった中で、安定供給が見込めコスト的にも導入可能でした。
約3年間の部分的な運用を経て、コスト面や持続可能な運営体制を見極めることができ、さらなる切り替えのため他2社との契約も進めました。
パワーシフトしてから、まわりの反応や変化などはありますか?
当社の全面切り替えとほぼ同じタイミングではじまった、POW JAPANが呼びかけてスキー場などを束ねる「サステナブルリゾートアライアンス」にも参加しました。https://protectourwinters.jp/sustainableresort/
この影響もあり、長野県内外のメディアで取り上げていただいたり、地域内で話題にしてもらうことは増えました。地域では「再エネ100%のスキー場」という認知が広がっている実感がありますが、観光客も含めた一般のお客様に認知されるのはこれからだと思うので、冬だけでなくグリーンシーズンにも伝える活動を続けていきます。
そのほかに、環境についてなど取り組んでいることはありますか?
POWとパートナーシップ締結、ISO14001環境マネジメントシステム国際認証規格の取得(2008年から)、高山植物の絶滅危惧種の保全活動。
パワーシフト・キャンペーンへ一言!
こういった取り組みが少しでも多くの方、地域、事業者に広まることを願っています。
(2024年2月)