ソーラーシェアリング・フェスティバル~第1回全国大会に参加

2月17日(土)、千葉県市川市の千葉商科大学で、「ソーラーシェアリング・フェスティバル(第1回全国大会)が開催され、パワーシフト・キャンペーンもブース出展などで参加してきました。

本大会は再生可能エネルギーやソーラーシェアリングのトップランナーたちが一堂に集まり、ソーラーシェアリングにまつわるさまざまなトピックスでトークを繰り広げる内容のイベントです。

会場である千葉商科大は再エネ100%を目指す大学として有名です。
(記事)大学でつくる電力と使用電力を同量にした千葉商科大学、電力調達でも自然エネルギー100%へ!
https://power-shift.org/cuc-191128/

 

大学の建物の屋上の太陽光パネルの見学を行い(サムネ画像)その他の取り組みも報告いただきました。

学内にあるソーラーシェアリングとぶどう畑の実験

また、早稲田大教授 野津喬さんからは、ソーラーシェアリングの認知度などのアンケート調査結果を報告いただきました。約4割がソーラーシェアリングを「全く知らなかった」と回答し、まだまだ認知度が低いとしたものの、一方で7 割近くが営農型太陽光発電に対して比較的良い印象を持っていることが確認できたとのこと。

(エネルギー・資源学会論文誌 2024 年 45 巻 1 号 p. 57-65 営農型太陽光発電への消費者の認知及び評価に関する分析 野津 喬)

この結果を見ても、事業をする場合、いかに市民に受け入れられるか、という観点がますます重要になっていくのではないでしょうか。

再エネの普及という観点だけでなく地域に利益をもたらすかという観点が必要です。

農地、農作物、雇用などの意味で、ソーラーシェアリングという形態はこれからますます重要になるでしょう。

多くの登壇者の紹介はコチラをご覧ください。
イベントのページ:https://solar-sharing.jp/seminar/2049/

 

また、太陽のエネルギーで音楽を奏でるというコンセプトである中津川THE SOLAR BUDOKANの創設者であり、さらに太陽のタイジ発電所(みんな電力)を作っているロックスター佐藤タイジが登場し、トークとテーマ曲「もう一度世界を変えるのさ」のライブがありました。

そのほか、会場のあちこちで連携している団体のみなさんとお会いし、市民が再エネをつくり、それを再エネ電力会社を通じて使うというエネルギー民主主義や、農業と再エネの連携などなど、話が盛り上がりました。

これからもパワーシフト・キャンペーンは地域に根差したエネルギーとはなにかを考えて活動をしていきたいと思います。

 

(2024年2月)

*本イベントへは地球環境基金の助成を受けて参加しています。