本門佛立宗 妙福寺
https://honmon-butsuryushu.or.jp/myofukuji1
選んだ電力会社
TERA Energy(時期:2020年5月から)(高圧)
●切り替えた事業所:本門佛立宗 妙福寺
住所:〒612-8042 京都府京都市伏見区柿木浜町423
電話:075−601−3588
●どんな企業/事業所ですか?
本門佛立宗という宗派の仏教寺院です。今を生きる人が自他ともに幸せに生きるための教えを伝えるお寺です。
本門佛立宗は日蓮聖人を宗祖と仰ぎ、室町期に活動した日隆聖人の教えを継承し、江戸末期に日扇聖人(長松清風)による民衆救済のための仏教改革の活動を経て昭和22年に法華宗から独立した教団です。
妙福寺では、2023年からは、地域とのご縁を大切に、お寺や仏教をより多くの方に親しんでもらおうとオープン・テンプル・プロジェクトとして、「自習室」や「キックボクシング・エクササイズ」、認知症介護講座を開催。さらに100万人のクラシックライブなどを開催しています。
●パワーシフトをした理由は何ですか?
気候変動に対して何かできないかという思いと、東日本大震災での原発事故を受け、人間がコントロールできないエネルギーへの依存は、長い目で見て子孫にも負の影響を残してしまうと感じていました。そこで脱炭素、脱原発を掲げた再生可能エネルギーの提案を受け、従来の電力会社からTERA Energyに変更しました。
●パワーシフトしてから、まわりの反応や変化などはありますか?
小さなお寺ですが、ご信者の同意なしでは電力など基礎インフラの変更は同意を得る必要がありました。既存の電力会社との違い、電気料金の変動、変更の必要性など不安な点もありましたが、何度か説明を行い、承認を得ることができました。
今回、京都市の取り組みとして脱炭素化の一環として太陽光パネルを設置する提案をいただいた時も設備投資のコストと保守費の負担、設置する会館への負担や耐久性の問題はないか、本当に電力コストが下がるのかなど不安要素が多々ありました。
ですがその都度、TERA Energy様、また京都市様からもご信者に対して説明をいただき、設備投資のコストと保守費の負担は担当業者が負担することから当寺の負担はないこと、パネル設置も置くだけなので会館に傷をつけることはなく、軽量であるため耐久性への問題もない、コストも現在の再エネ利用料金よりもさらに安価になることなど説明をいただきました。
これらの説明を受けた上で、ご信者にも了解を得て太陽光パネルを設置することができました。2024年4月に導入して現在3ヶ月になりますが、実際に電気料金が下がっていることが目に見えて実感できているところです。
>TERA Energyさんでの紹介記事はこちら
●その電力会社を選んだ理由を教えてください。
お坊さんが立ち上げた電力会社で、自殺防止の活動や電気料金の一部を社会貢献事業を行う団体に寄付できる仕組みなどが興味深い点が多かったことから選びました。
●そのほかに、環境についてなど取り組んでいることがあれば教えてください。
妙福寺は災害時の緊急避難所に指定を受けています。太陽光の自家発電であることから災害停電時においても機器支障がない限り電力を使用することができるのはありがたく、災害時に大きな力になると感じています。
●パワーシフト・キャンペーンへ一言!
全国のお寺はもちろん、様々な施設で自家発電の仕組みが行き渡っていくことを願っています。
(2024年8月)