石炭火力にNOだけではないパワーシフト体験談
「石炭火力を考える東京湾の会(略称:東京湾の会)」
https://nocoal-tokyobay.net/ は
東京湾岸に新増設される石炭火力発電所の問題に取り組む、市民グループの連絡会です。
温室効果ガス排出の2050年までの実質ゼロを実現するためには、世界の常識となっている2030年までに石炭火力の全廃が最も現実的な選択肢です。我々はそれに逆行する横須賀火力発電所建設はすぐに中止するよう強く求めています。
日本の石炭火力発電所を2030年までにゼロにしようキャンペーンをスタート
https://beyond-coal.jp/
気候危機を回避するため、東京湾岸で計画された石炭火力の新設中止を求め、使う電力を持続可能なものにするためにパワーシフトしました!
どのような想いを持ってパワーシフトされたのかご覧いただければ嬉しいです。
①鈴木陸郎さん(横須賀火力発電所建設を考える会)
パワーシフトキャンペーンで簡単に切り換えができることを知り、湘南電力に切り替えました。湘南電力を選んだ理由は、地元神奈川の会社であること、そしてエネルギーの地産地消を推進したいという気持ちがあったからです。切り替え手続きはHPの案内通りに進め、工事も費用も一切ありませんでした。また、パワーシフトを実際に検討する中で、電力の自由化など電力のしくみを学び、電力会社が身近な存在に感じられるようになりました。
電気(エネルギー)は私たちの生活になくてはならないものです。同時に、いまの社会のエネルギーの使い方では、持続可能な社会を実現することはできません。持続可能な社会のために、まず私たちがどんなエネルギーを選び、どんな使い方をすればいいのかを考えて電力会社を選んでほしいと思います。電力会社を切り換えることは簡単にできますのでぜひ挑戦してみてください。
②小西由希子さん(蘇我石炭火力発電所計画を考える会)
家庭の電気を切り替えたいと思いながら、なかなかできないでいました。
「お金儲けや国策に従順な大企業はいやだ」と思いつつ、調べるといろいろな電力会社があり、何を基準にどこを選べばいいのか、どこに相談すればいいかを迷っていた時、パワーシフト・キャンペーンのセミナーがあると聞き、早速参加してみることにしました。パワーシフト電力会社の顔も見え、それぞれの思いを知ることができ、料金のことなども聞くことができました。
結果、我が家は、原発廃止に積極的なグリーンピープルズパワーに切り替えました。時折届くメルマガで情報をもらったり、質問にも答えてもらったりしています。
きれいな空気や自然を未来に残すためにも、そして自分たちが使う電気のせいで誰かに迷惑をかけてしまうような状況をなくすためにも、現在建設が進んでいる横須賀石炭火力には絶対反対です。パワーシフトは、そんな気持ちを示す一つの方法だと考えています。
(小西さん出演動画)
③富樫孝夫さん(袖ヶ浦市民が望む政策研究会)
電気が切り替えられることは知っていたものの、どれを選ぼうかと悩みながら時間ばかりが過ぎていた中、コープデリも電力を販売していることを知り、早速切り替えました。送付された申込用紙を書いて投函するだけで、東電パワーグリッドにも連絡され、スマート電力量計交換手続きもすべてお任せで完了。
パワーシフト・キャンペーンはエコな電力会社に切り替えることですが、私はもっと広範囲な意味にとらえています。自分の電気は太陽光で自分で作るとか、蓄電池設置やEVを買うとか、既存の大手電力会社からの電気に頼らない生活をすることと思っています。
再エネ電力の主力電源化の掛け声とは裏腹に横須賀のような石炭火力からのCO2の増加で、統計開始以来最多の19号被害、約1兆8600億円と言う未曾有の大被害、海に魚が住めない環境をつくり、また健康を害してしまう化石燃料の消費。この悪循環を今生きている私達が止めないと子供達に対する犯罪になってしまいます。やっぱり良い自然を引き継いでいかければいけないのだと!
したがって時代遅れの横須賀石炭火力にはもちろん反対で、CO2を出さない再エネを基本にした水素社会を早期に実現すべきと思っています。そのために、いまは自分たちにできることをやっていきたい。どうぞよろしくお願いいたします。
「石炭火力を考える東京湾の会」「パワーシフト・キャンペーン」
(2020年11月)