2月後半といえば、本来なら日本各地でまだまだ厳しい寒さが続く時期です。しかし今年は、北陸から北日本にかけて観測史上一番の暖かさを記録し、群馬県伊勢崎市では気温が25℃を超え夏日を記録しました。
スキー場では、雪不足が深刻な状況になっています。上質なパウダースノーを目当てに世界中から人が集まる長野県白馬村でも降雪量は減少傾向にあり、この30年で年間降雪量が約1m減少しました。こうした状況の中、温暖化の進行で減っていく雪をただ嘆くだけではなく、リフトやナイター照明などの使用電力を再生可能エネルギー100%に転換するなど、率先して脱炭素社会に向けた取り組みを進めているスキー場があります。
そこで、その決断に至った経緯、まわりからの反応、再エネ導入を始めてからしばらく経ち分かってきたことなどを、白馬八方尾根スキー場を運営する会社の1つ八方尾根開発株式会社と、エイブル白馬五竜スキー場を運営する株式会社五竜の担当者から共有いただきます。
また、気候危機から「冬を守る」ためのにスキーヤー・スノーボーダーたちの声を集めムーブメントを広げている一般社団法人Protect Our Winters Japan(POW JAPAN)は、全国各地のスキー場に対して、再エネ転換など持続可能な運営を呼びかけています*。そのプロジェクトなどについてもお話しいただきます。
日時:2024年3月22日(金)20:00~21:30
形式:オンライン(zoom)
申込み:以下のリンク先で登録をしてご参加ください。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZwufu2qqjIuGNOvaMTNLvsPgO0mP-Hro4BS
対象:関心を持つ一般の方、再エネ業界の方、ウィンタースポーツ関係者、スキー場関係者
プログラム:
-スキー場の気候変動影響と再エネ選択
八方尾根開発株式会社 松澤瑞木さん 資料
株式会社五竜 中野比呂志さん 資料
-POW Japanの取り組み 高田翔太郎さん 資料
-再エネを選ぼう!ーパワーシフト 吉田明子 資料
-クロストーク
主催:パワーシフト・キャンペーン
協力:Protect Our Winters Japan
パタゴニア日本支社
*Protect Our Winters Japan「サステナブルリゾート・アライアンス」の呼びかけ
https://protectourwinters.jp/sustainableresort/
*本イベントは地球環境基金の助成を受けて開催しています