10/7〜8日にかけて長野県富士見町へ行ってきました。長野県富士見町にある太陽光発電所をめぐり持続可能な再エネとはなにかを考えます。
◯日時:2022年10月8,9日
◯場所:長野県富士見町
◯主催:富士見まちづくりラボ、パワーシフト・キャンペーン
◯協力:地球環境基金の助成を受けて開催しました
◯大まかな日程
<1日目(10月8日)>
・富士見町の太陽光発電所を5か所以上見学(企画案内:西明子さん、御子柴さん)
・交流会
<2日目(10月9日)>
・富士見まちづくりラボ主催の学習会へ参加(企画:西明子さん)
・パワーシフトアンバサダーの事業所:リビルディングセンター訪問
◯1日目
〜富士見町の太陽光発電所を見学〜
「富士見まちづくりラボ」の御子柴さんにご案内していただき、計9ヶ所の太陽光発電所を見学☀️
空き地に建設した町営の発電所(写真上段)や、後継者がいなくなった棚田に建てられたもの。他にも周辺住民の反対のある場所や、施工が不十分で行政指導中のためまだ稼働できていないものなど、様々な事例の発電所を見学しました。
↑空き地に建設した町営の発電所
↑一定の規模以上の太陽光発電所には調整池を作る必要があります。
↑周辺住民の反対のある場所に設置されている看板
〜交流会〜
Ever Greenというペンションに宿泊。夕食では富士見町のお米やお野菜を使った繊細で優しいお味のお料理に心も体も癒されました。
夕食後はみんなで交流会。会の終盤ではFoE Japanの気候変動かるたをしてグローバルな視点で気候変動を再認識する時間と共に、みんなで盛り上がりました!
↑野菜中心の夕食の様子
↑富士見町はほおずきが有名! 甘くておいしかったです!
↑気候変動かるたをやっている様子
◯2日目
〜富士見まちづくりラボ主催の学習会へ参加〜
「富士見まちづくりラボ勉強会」を私たちの訪問に合わせて開催していただき、参加をしました。
富士見まちづくりラボの代表の中島恵理さんのお話のあと、FoE Japan/パワーシフト・キャンペーンの吉田から、地域の自然環境と調和した再生可能エネルギーの電気の選択について話しました。
周辺住民など20人近くの方が足を運んでくださり、中山間地域や寒冷地ならではの悩みやギモンなど、非常に有意義な意見交換ができました。
↑講演の様子
↑最後に残っていたメンバーでパシャリ!
学習会の後は、駅前のカフェ「きざしKIZASHI station」で昼食。その後は商店街を散策して、上諏訪へ。
↑富士見町を散策して見つけたパワーシフトをしている本屋さん「mountain bookcase」
【mountain bookcaseのインスタはこちら】
〜ReBuilding Center JAPAN 訪問〜
パワーシフトアンバサダーの東野さんが代表を務め、パワーシフトしたお店でもあるReBuilding Center JAPANへ。素敵なアイテムがたくさん並んであり、ワクワクな空間でした。
↑ReBuilding Center JAPANの店内の様子
◯最後に
今回、様々な事例の太陽光発電所を視察したことで、持続可能/持続不可能な再エネについて理解が深まりました。今回のツアーを通して非常に重要だと感じたのは「地域主体の再エネ」を増やすことです。地域主体で作られた再エネと再エネ新電力が、地域で雇用やつながりを生み出し、災害にも強いまちづくりを形成するということを今回の視察でより強く感じました。
課題もたくさん見えてきました。棚田や山林を管理する後継者がおらず、外資系の企業に土地を売却し林を伐採して建設される大規模太陽光発電の現実。地域が抱える課題をより多面的に包括的に考えながらエネルギーについても同時に考えていく必要性を感じました。
富士見町は太陽光条例によって太陽光の設置基準がより厳格になり(※1)、町内全域が太陽光設置の抑制地域になっています。持続可能な太陽光発電をどのように展開していくか住民の皆さんとお話をしました。パワーシフトのことを初めて知った方から、地域で電気を自給する仕組みを今まさに考えている人、富士見町で実際に発電事業を行っている人など、いろんな方が参加され、オンラインだけでは味わえない時間になりました。
(※1)参考
富士見町「富士見町太陽光発電設備の設置及び維持管理に関する条例の一部を改正しました」(2022/11/18閲覧)https://www.town.fujimi.lg.jp/page/zyorei-kaisei.html
【おまけ】
Instagramでも今回の富士見町ツアーの活動報告を投稿しています。
ぜひインスタもチェックしてみてください♪
【🔗インスタグラムはこちら】
(2022年11月)