電力自由化から8年ー再エネ転換の波をもっと大きく

2024年4月、2016年の電力小売全面自由化から8年が経ちました。
この8年、スローではありながら、再エネをめぐる状況は前進してきました。
世界でも日本でも、脱炭素をめざす大きな目標🏔が共有され、
企業も自治体も、大きく舵を切り始めています。🌈
2024年、「再エネ100%🌞調達」は広がりつつあり、
脱炭素に向けた「必須」の選択肢として認識されるようになっています。

ゼロカーボンをめざす自治体や地域も、
地域で再エネ🌞をつくり地域で使うしくみをつくろうと
動き出しています。

市民の間でも、気候危機への認識は高まり、
「簡単にできて効果が大きい」⚡パワーシフト=再エネ電力切り替え⚡も、様々な形で紹介され広がってきています。

2023年、再エネを重視する新電力各社は、
2022年の市場価格高騰の打撃🌀から体制を立て直すことが最重要課題でした。
一部、値上げを余儀なくされた新電力もあります。
何とか赤字を克服し、改めて「再エネ選ぼう」と再スタートした1年でした。

2024年、一連の電力システム改革の見直しが行われています。
残念ながらその見直しの方向も、再エネを最優先するものにはなっていません。😥
大手電力の独占・寡占も続いています。

それでも、日本の再エネ電力割合は2割を超え、
再エネが増えてくることで、太陽光などの出力抑制も問題となっています。
再エネを中心とした電力システムの必要性が具体的な課題として現れているのです(*)。

1月に起こった能登半島地震は原子力発電のリスクとあり方を改めて問いかけ、
気候危機は、化石燃料🏭依存を続けることに警鐘を鳴らしています。
再エネに転換していく大きな動きは今後さらに加速するでしょう。

パワーシフトとは、
持続可能な社会に向けて、
電力や社会のあり方を変えていくこと。

変革の波🌊を、もっともっと大きくしていくために、
引き続きみなさんと一緒に、
各地で動きをつくり、大きなうねりにしていけたらと思います。

「再エネ電力、選びたいけれどどこがあるの?」
「電気の切り替え、どうしたらいいの?」
そんな声や疑問はまだまだあります。
みんなの口コミや発信が、引き続き重要です。

(2024年4月1日)

* パワーシフト・キャンペーン「再エネ中心・公正な電力政策を!電力システム改革見直しに意見」2024年2月21日
https://power-shift.org/kaikakuminaoshi_iken/