「市民エネルギーとっとり」がパワーシフトキャンペーンの運営団体に参加!

〇このたび、パワーシフト・キャンペーンの運営団体に加わりました、市民エネルギーとっとりです。

〇私たちは、自然と共生する持続可能なふるさとを子供たちに手渡すために、エネルギー自立の地域づくりに取り組んでいます。鳥取には原発も火力発電所もありません。あるのは豊かな自然。四季折々の海の幸、山の幸、そして清らかな水に恵まれています。鳥取砂丘や大山、三朝温泉など県内各地の温泉、因州和紙、民芸の文化など、豊かな自然資源に支えられた風土や歴史、文化や産業が今に受け継がれています。

〇地域で70年近く守られてきた小水力発電もそのひとつ。市民エネルギーとっとりでは、地域の歴史に学ぶ見学ツアーの開催や食・お金の地産地消につながる市民共同発電所づくり、未来×エネルギーダイアログや上映会の企画、「防災」や“あるものを活かす”をテーマにしたワークショップなども行っています。地産地消の暮らしを再構築し、身近にあるもので生きる知恵と技術を受け継ぎ伝え合うことが、気候変動に備えながら、地域の再生にもつながる大事なことと考えています。外の資源や経済、大きな力に過度に依存せず、くらし・なりわい・つながりをひとつひとつ地域に取り戻していく。その積み重ねによって、安心して暮らしつづけられるふるさとを守り、地に足の着いた未来へのシフトをめざしています。

〇なかでもエネルギーは、暮らし、産業、移動など生活のあらゆる場面で使われます。どんなエネルギーを選ぶかが、社会や未来のあり方を方向づけることになります。その点で、食べ物とエネルギーはよく似ています。毎日食べるものが体調を左右するように、エネルギーを選べば社会は変わります。

〇私たちは、日々享受している豊かで快適な暮らしを、未来世代に引き継ぐことができるでしょうか。いま、一人一人が、地域がパワーシフトすることは、持続可能な未来へ向かいたいという意思を示し、望む未来への一歩を踏み出すことになります。エネルギーはもはや国策ではありません。誰もが関わり変化を起こすことができます。

 

皆さんと共に、より多くの人々、地域へとパワーシフトを広げていき、持続可能な未来へ向かう道すじをより確かなものにしていきたいと思います。

(2020年9月 市民エネルギーとっとり 手塚)

http://energytottori.jugem.jp/ (団体HP)