東京聖十字教会もパワーシフト!

 

東京聖十字教会
URL:
https://www.nskk.org/tokyo/churchs/seijuji

  • 選んだ電力会社、切り替えた時期、事業所、基準

みんな電力株式会社(2021年2月から)
切り替えた事業所: 東京聖十字教会(東京都世田谷区)
電気の選考基準: 地産地消、東北の被災地支援、地元の電力会社

  • 貴社がパワーシフトに踏み切った理由をお聞かせください。

東京聖十字教会はキリスト教の日本聖公会という教派に属し、11の教区(地域)に分かれている東京教区にある教会です。

昨年(2020年)、東京聖テモテ教会が再生可能エネルギーを利用していると聞き、東京聖十字教会でも原子力発電に頼る生活を変えたい、復興に頑張っている福島県の被災地を応援したい、と考えました。

今年は東日本大震災から10年目です。震災が起きた当時はボランティアや物資の支援などを行っていましたが、そうした活動もなくなりました。でも、10年経った今でも被災地の方々は日々復興へと奮闘していらっしゃいます。私たちの教会生活の中で使う電気で支援ができることを知り、これが一番私たちにできる応援だと思いました。

もう一つは地域に貢献したいという思いです。東京聖十字教会は世田谷区若林にある小さな教会です。大きな活動はできなくても、東京都内で作られる電力を使うことができたら地域への小さな貢献になるのではと考えました。また、世田谷の小さな教会からパワーシフトのPRが発信できたら間接的にでも被災地の支援になるのではないかとも考えました。

  • 現在、パワーシフトを実現するためにどのような取組みをしていますか?

日本聖公会は、2019年仙台において「原発のない世界を求める国際協議会」を開催しました。この協議会で採択された「原発のない世界を求める国際協議会」声明をうけて、脱原発のための国内外のネットワークを強化・充実させること、各教区に自然エネルギーによるモデル教会をつくり、方向性を指し示すこと、「被造物の本来の姿を守り、地球の生命を維持・再生 するために努力すること」に具体的に取り組むこと、脱原発と自然エネルギーへの転換を目指すために、自然エネルギーへ転換することなどを呼びかけることになりました。

  • 今後さらにパワーシフトを進めるため、どんな取組みを考えていますか?

日本聖公会東京教区では、東京聖テモテ教会、東京聖十字教会がモデルケースとなり、まずは30の教会・礼拝堂にパワーシフトを広めることを目標にしています。

  • パワーシフト・キャンペーンへ一言!

電力会社はたくさんあり、選択するのも大変だし面倒かもしれません。でも、決めてしまえば手続きは簡単でした!

「いのちあるものが生きる上での安全」を考えたときに自然を大切にする、危険を回避することはとても重要で欠かせないことではないでしょうか。ぜひパワーシフトについて皆さんに考え、選択していただきたいと思います。

(2021年4月)